第二種電気工事士 試験ガイド

第二種電気工事士 試験ガイド

試験を受験しようと考えておられる方は、試験についての概要をかならず押さえておきましょう。試験の申込み受付のときに配布される「受験案内」はかならず精読し、ほんの少しのことを知っていなかったために、手続きのミスをおこして受験ができなくなったということが起こらないように注意しましょう。
第二種電気工事士の試験は年2回実施されます。 ここでは試験について押さえておくべきことをまとめてみました。

1.第二種電気工事士はどんな試験か
2.申込みから試験までの流れ
3.申込み方法と受験料
4.試験の難易度と合格率
5.合格発表について

1.第二種電気工事士はどんな試験か

第二種電気工事士の資格試験は、上期試験と下期試験の2開催されます。但し、上期と下期のどちらかしか受験することはできません。受験案内にはそれぞれ試験専用の受験申込み用紙がついてあります。上期・下期の受験案内は、期間もそれぞれ異なりますので、ご注意ください。
受験資格は特にありません。年齢や実務経験のある/なしにかかわらず、誰でも受験できます
試験は、筆記試験と技能試験があります。筆記試験で一定の得点以上を取得して合格すると、およそ2ヵ月後に行われる技能試験の受験資格が得られます。技能試験に合格した後、住民票が置いてある都道府県の知事に申請して免状を取得すると、第二種電気工事士の資格保持者となります。
筆記試験に合格して、技能試験で不合格となった場合は、翌年は筆記試験が免除されます。

受験会場は、申込み時に試験地一覧から希望する試験地を選択することができます。
上期は47都道府県に受験会場が設けられますが、下期はグッと減り、全国主要都市でしか開催されませんので注意しましょう。なお、上期の技能試験は2日間実施されますが、試験会場によってどちらかの日が指定され、それ以外の日は受験することができません。

参考:第二種電気工事士の試験情報

2.申込みから試験までの流れ

■STEP 1 試験申込み

受験申込みの期間は、下記の通りです。

上期試験申込み:3月中旬~4月上旬
下期試験申込み:6月中旬~6月下旬

この期間を逃すと受験ができませんのでお申込み忘れのないように注意しましょう。
また、受験申込みの期間はその年によって変わることがありますので、こまめに(一財)電気技術者試験センターのホームページを確認するようにしましょう。
受験案内は、受験申込み期間の直前に(一財)電気技術者試験センターのホームページ、全国書店、電力会社で入手できます。受験案内に綴じ込まれた受験申込書に必要事項を記入します。受験案内は必ず目を通しましょう。

■STEP 2 受験票

試験に申し込むと、(一財)電気技術者試験センターから受験票が送付されます。受験票は申し込み後すぐには送付されませんので、ご注意ください。また、受験票が届かない場合の申し出期日が受験案内に記載されています。試験会場は必ず具体的に確認をしてください。都道府県よっては、日帰りで受験ができない場合があるかもしれません。

■STEP 3 【第二種電気工事士】試験日と結果発表

試験日は下記の通りです。

〈上期試験〉
【筆記試験】
試験日:6月上旬、結果発表:7月上旬 
【技能試験】
試験日:7月中旬、結果発表:9月上旬
〈下期試験〉
【筆記試験】
試験日:9月下旬~10月上旬、結果発表:11月上旬 
【技能試験】
試験日:12月上旬、結果発表:1月上旬

試験会場は大学や大型施設が試験会場となるケースが多いかと思いますが、最寄り駅から会場までかなり時間がかかることもあります。自宅から試験会場までどれくらいかかるかをしっかりと確認しておきましょう。
試験の結果発表日に「試験結果通知書」が発送されますが、(一財)電気技術者試験センターのホームページでも確認ができます。

3.申込み方法と受験料

■ インターネット申込み

【申込手順】
(一財)電気技術者試験センターのホームページにアクセスし、申込画面で申込手順に従って必要事項を入力して申し込みます。
【受験手数料】
9,300
【支払方法】
「銀行振込決済」 「クレジットカード決済」(一括払いのみ)「コンビニ決済」「Pay-easy決済」の4種類から選択できます。決済にかかる振込手数料、事務手数料等は自己負担となります。
「団体申込み(2名以上の場合はインターネット申込みで可能)」があります。「筆記試験免除」等の詳細は受験案内をご参照ください。

■ 郵便申込み

【申込手順】
書店、電力会社等で受験案内を入手して申込み※受験者本人が受験案内に綴じ込まれた受験申込書に必要事項を記入します。期日までにゆうちょ銀行窓口で支払いをします。
【受験手数料】
9,600
【支払方法】
ゆうちょ銀行から「通常払い」で払い込みます。払込手数料は自己負担となります。「振替払込請求書兼受領証」が戻されますので必ず保管をしましょう。
「筆記試験免除」等の詳細は受験案内をご参照ください。
受験申込書は、大型書店や電力会社支社の営業窓口、(一財)電気技術者試験センター本部事務局などで配布されます。
詳しい配布箇所については、(一財)電気技術者試験センターのホームページで確認することができます。受験案内が最寄りの書店や電力会社にない場合は、希望部数分の切手を貼った返信用封筒を同封して(一財)電気技術者試験センターへ請求すれば届けてくれます。

4.試験の難易度と合格率

第二種電気工事士の試験は、電気の勉強がはじめての方でも取得しやすい資格です。
筆記試験では、過去問題の出題頻度が高く、最小限勉強したら、過去問題を中心にとにかく覚えることがポイントとなります。技能試験は、毎年、年初に試験に出題される候補問題が発表されますので、基本作業を覚えたらあとは何度も繰り返し候補問題を練習すれば合格することができます。

■ 筆記試験

筆記試験の合格ラインは、ここ数年は60点となっています。重要なのは、全問合計で60%正解すれば合格できるということです。すべての範囲を完璧に覚える必要はありません。試験本番は、時間の掛かりそうな計算問題などは後回しにして、解きやすい問題から取りかかったほうがよいかもしれません。勉強時間があまり取れないようであれば、写真判別問題など、確実に取れる分野を見極めて重点的に勉強し、60点を超えるように目指しましょう。
はじめて受験される方が学習に戸惑われることは、どこをどれだけ理解したらよいか検討がつかないことです。参考書だけ読んで勉強することが苦手な方がわりと多いようです。

翔泳社アカデミーの講座は、実績があることで有名な早川義晴先生が自著のテキストでライブ講義をする形なので、はじめての方でも安心して取り組めます。講義時間は全部で約500分にまとめてあるので、後は必要なことを覚えるだけに専念できます。学習の強弱(どこに力をいれるべきか)についてもナビゲーションブックで細かく解説しています。

参考:初心者に迷わずわかる「第二種電気工事士短期合格特別講座のポイント」

第二種電気工事士の筆記試験合格率は60%前後です。試験の特徴をちゃんと理解して、必要なところを最小限きっちりと覚えて試験に臨めば十分合格できる試験です。この合格率で不合格になる原因の多くは、安直にわかりやすそうな参考書を漠然と眺めているような学習をしたことにあるようですよ。

■ 技能試験

技能試験については、電気工事をするにはこの資格自体が必須となるため、ほとんどの方が実務未経験で受験することになります。
そのため、技能試験に関しては、毎年1月に(一財)電気技術者試験センターのホームページで試験の候補問題が13問公開され、本番ではその中からいずれか1題が必ず出題されます。単線図で提示された問題を自分で正しく時間内に施工をして完成させるという実技試験です。試験では施工をするための工具は持参します。みんな同じ条件で受験することになりますので、実務経験がないからといって不利になることはありません。

【受験対策】
① 出題される単線図を複線図に描き直す
② 基本作業を正確にミスなく早くできるように作業する
③ 公開された候補問題(毎年13問程度)を時間内にミスなく組み立てられるようにする

試験問題は、基本作業で組み立てたそれぞれの部品を結線して完成させるようなものです。
したがって、複線図を正確に描けること、一定の基本作業が早く正確にできることが合格のポイントです。 事前準備をしっかりして、どの問題が出ても大丈夫なように練習をしておくことが肝心といえるでしょう。候補問題での対策をしっかり行いましょう。

参考:初心者にわかる第二種電気工事士技能試験対策

第二種電気工事士の筆記試験合格者が受ける技能試験の合格率は70%前後となります。実際の受験者に聞きますと、「一番の壁は試験の制限時間の40分」ということだそうです。毎年合格者が5万名を越える試験です。毎年の受験者数や合格者数、合格率は下記のページからご確認いただけますので、参考にしてみて下さい。

参考:第二種電気工事士 試験情報・データ

5.合格発表について

筆記試験実施日の翌月曜日に、(一財)電気技術者試験センターのホームページで試験問題と解答が公開されます。(翔泳社アカデミーのホームページでも公開されます)そして、1ヵ月後から(一財)電気技術者試験センターのホームページで受験番号から検索できるようになります。(正式な合格基準点はこのときはじめて公開されます)その後合格/不合格の通知が発送され、合格者には同時に技能試験の受験票が届くことになります。技能試験については、実施日の翌月曜日に(一財)電気技術者試験センターのホームページで試験問題と完成作品例、そして、合否の判断基準となる欠陥について公開されます。合格者の受験番号は、技能試験の約1ヵ月後から同サイトで検索できるようになり、その数日後に合格/不合格通知が自宅に郵送されます。

第二種電気工事士の試験に合格し、手元に技能試験の合格通知が届いたら、住民票が置いてある都道府県の知事に申請して免状を交付してもらう必要があります。
免状とはいわば、電気工事士の免許証。仕事を行う際に必ず携帯する必要があります。交付されるまでの間は有資格者ではないので、まだ電気工事を行うことはできません。
第二種電気工事士の免状交付は、自治体によって手順も管轄も異なるので、まずは自分の住民票が置いてある都道府県の行政サイトで確認しましょう。手続きは、特定の役所や電気工事工業組合の事務所で受付している都道府県が一般的ですが、中にはウェブからの電子申請に対応しているところもあります。また、交付申請に必要な「電気工事士免状交付申請書」は、行政サイトからダウンロードできるところがほとんどです。都道府県庁免状窓口の一覧は、(一財)電気技術者試験センターホームページの「免状交付」で確認できます。

参考:初心者でも簡単・迷わない・短期学習できる「第二種電気工事士講座」

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