第二種電気工事士の合格者である私ですが、実は、電気初心者で数学も苦手です。
そんな私が、技能試験の実技について、練習の中で気付いたことや工夫したポイントなど、解説します。

1.実は似ている実技作業が多い?
技能試験に合格するには、13問の候補問題をすべて完成できるように練習しないといけません。
そのために、事前に一つひとつの基本的な作業をマスターすることが効率的です。
13問すべて練習というと、一見膨大な練習が必要なのかな…?と不安になるかもしれませんが、実は似ている実技作業が多いのです∑(゚0゚*)!!
この似ている実技作業というのは大きく分けて2つの意味があります。
1.(1)各器具の作業が似ている
練習しないといけない器具の名称だけで見ると、約25種類もあります。
これだけを聞くと、ちょっと多いなと思いますよね…(笑)
ですが実は、25種類の器具ごとの作業の多くは重複しています。
というのも、器具特有の作業は「埋込連用取付枠」と「リングスリーブ」の2種類のみです。
その他の器具の作業はすべて重複しており、その分類は下記の通りです(´▽`)
※分類の仕分けによって異なります。
「コンセント」「ダブルコンセント」「接地極付接地端子付コンセント」「接地極付コンセント20A 250V」「単極スイッチ」「位置表示灯内臓スイッチ」「3路スイッチ」「4路スイッチ」「パイロットランプ」「角型の引掛シーリング」「丸型の引掛シーリング」「差込形コネクター」
②ケーブルの被覆を剥く→輪を作る→ねじをしめる
「ランプレセプタクル」「露出型コンセント」
③ケーブルの被覆を剥く→ねじをしめる
「ブロック端子」「配線用遮断器」
④アウトレットボックスに取り付ける
「ねじなし金属管」「絶縁ブッシング」「ねじなし管用ボックスコネクタ」「アウトレットボックス」「ゴムブッシング」「PF管用ボックスコネクタ」「合成樹脂製可とう電線管(PF管)」
器具によって多少ルールや条件がありますが、施工内容自体はほとんど同じです。
なので、例えば、①の「コンセント」の練習をしているだけで、その他11種類の練習も兼ねているのと同じということです(*^^)v

1.(2)13問の候補問題には同じ器具が何度も出題されている
実は、13問の候補問題の中に、重複している器具がたくさんあります。
例えば、「ランプレセプタクル」の施工です。
近年、13問の候補問題の中で、「ランプレセプタクル」の施工が12問も出題されています。
出題されなかった1問も、「ランプレセプタクル」とほぼ同じ施工の「露出型コンセント」が出題されています。
なので、「ランプレセプタクル」の基本作業を1つするだけでも、13問の候補問題すべてに関係しているということです(っ`・ω・´)
このように似ている作業が多いので、意識しながら実技をすると、効率よく練習できます。

2.苦手な実技はリスト化して工夫
実際に練習していくと、何の施工が難しいのか、何の施工があまり練習できていないのかなど出てくるので、それをリスト化した自分なりの「マスターリスト」を作成しましょう!!
13問を練習していく中で、最初は気づくことがたくさんあり課題が多いように感じますが、これを作成することで、練習する箇所の優先順位が明確になります。
ちなみに私の「マスターリスト」は、下記のような感じでした(*゚ー゚*)
・VVF2.0mm×3芯のケーブルは力不足で剥ぐのがしんどい
・全体の組み立てが制限時間に間に合わない
・渡り線をどのケーブルから作るのか自分で判断しないといけない
・接続するIV線の本数が多いとき、リングスリーブが入れにくい場合がある
・ケーブルがいっぱいあるからリングスリーブや差し込み型コネクターで正しく接続するのがややこしい

3.試験3日前にすべきこと
試験間近に、何問も通しで練習して、試験当日に手が疲れてしまうと大変です゚゚(´O`)°゚
なので、通しで練習するとしても1問程度に抑えておくことがおすすめです。
それよりも、最後の仕上げとして、今までリスト化してきた自分なりの「マスターリスト」を、もう1度練習しましょう。
ちゃんと確認ができたなら、勉強はもう終えて、受験票や試験会場の確認、持ち物の確認など行い、体調管理をきちんとすることをおススメします♪
私は、もちろん自社の通信講座で学習しました。
初心者だった立場として、本屋さんの本だと実際の実技の様子が少し分かりにくいことがありますが、翔泳社アカデミーでは解説動画があるので、練習しやすかったです。
また、部材もセットでついているので、自分で部材を準備する手間が省けてよかったな、と思いました(´-`).。oO(めんどくさがり屋の私は助かったな~~)
初心者の私が合格できた通信講座で、みなさんも合格を目指しませんか?