皆さま、こんにちは!
偉人シリーズも3回目になります。
今回は電力の単位であるワットをご紹介したいと思います。
ワットの正式な名前はジェームズ・ワット、イギリスの発明家であり機械技術者であります。
それでは生い立ちを紹介していきます!
ワットは1736年1月19日にスコットランドの中部レンフルーシャー州で生まれました。
父親は船大工であり貿易商人、母親は名門の出で教養があり、祖父は数学教師という家庭で育ちました。
幼いころは母親から勉強を教わっていましたが、中学からは学校に通い手先の器用さや数学の素質を発揮していたそうです。
ワットが18歳のときに計測機器の製造技術を学ぶためにロンドンに行き、通常4年で終える履修を1年で終わらせ、機器製造の事業を始めようとスコットランドに戻ってきました。
しかし、この当時、最低7年の徒弟修業をしなければ、開業は認められず、開業することができなかったのです。
そこで、ワットを救ったのはスコットランドのグラスゴー市にあるイギリスの大学グラスゴー大学に天文学の機器調整を任され、その大学内に工房を設けることができたのです。
この工房でワットは蒸気機関というものを知り、実験を重ねていくうちに、シリンダー内に噴射される冷水によってシリンダーの熱が奪われ、熱エネルギーが無駄に消費されていることに気づき、性能のよい蒸気機関の設計を完成させたのです。
このような蒸気機関への改良の功績を称え、国際単位系における電力の単位に「ワット」という名称がつけられたのです。
ワット当初、資金面でかなり苦しみ、測量士や土木技師として働いていたそうです。
このようなワットの努力があり、今の技術があると思うと感謝しなければならないですね…!!!
それでは次回は電圧の単位、ボルトの由来になっているアレッサンドロ・ボルタについてお話ししようと思います。